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 国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水(いずみ)市の出水平野で10日、今季最後の羽数調査があった。県ツル保護会事務局によると、総数は1万7005羽にのぼり、資料の残る1947~48年のシーズン以降、最も多かった昨季の1万4378羽を2627羽上回って過去最多を記録した。

 内訳はナベヅル1万3795羽、マナヅル3195羽、カナダヅル8羽、クロヅル5羽、ナベクロヅル2羽。大陸から毎年、冬を越すために飛来している。

 ナベヅルは世界の9割、マナヅルの場合は5割が出水平野に集中するといわれる。ナベヅル、マナヅルともに環境省のレッドリストの絶滅危惧種。同省は感染症による絶滅を防ぐため越冬地の分散化を目指し、行動計画をまとめる方針だ。(田中啓介)