[PR]

 ANAホールディングスは12日、国営ベトナム航空に出資し業務提携することで、同航空と基本合意したと発表した。出資額は約130億円で、出資比率は8・8%になる。両国間の直行便や国内線を共同運航し、便数や路線を増やす。経済成長で急増する訪日客を取り込むねらいだ。

 ベトナム航空は現在、日本航空と共同運航などで提携している。ANAが出資・提携した場合、日航との提携は解消される見通しだ。

 ベトナム航空は羽田、成田、中部、関西、福岡の各空港に就航している。ANAとベトナム航空は共同運航やマイレージの相互付与のほか、空港でのチェックインや整備の分野でも協力する。

 ANAとベトナム航空は別の国際航空連合(アライアンス)に所属している。ANAが別の航空連合の海外航空会社に出資するのは初めて。共同運航などの業務提携は所属する航空連合で加盟社の承認を受けた上で、早ければ今秋にも始める方針だ。

 ベトナムは現在、国営企業改革を進めており、政府が95%を出資しているベトナム航空も対象だ。これまでANAを含む複数の海外航空会社と交渉してきた。