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 ホンダの八郷隆弘社長は朝日新聞のインタビューに答え、中国での新たな工場建設などの設備投資について、慎重に判断していく方針を明かした。ホンダの中国での新車販売自体は好調だが、景気の先行きをなお見極めたい考えだ。

 ホンダは15年に中国で101万台を売ったが、生産能力は108万台分ある。現地の合弁会社は新工場をつくる計画を持っているが、着工には至っていない。八郷氏は「新工場は12万~24万台程度の生産能力を構えることになる。販売台数を(現状の約100万台から)確実に1~2割伸ばす必要があり、かなり慎重にやっていく」とした。

 中国の新車市場については、「長期的にみると必ず伸びる」と強調しつつ、「足元では(業界の)生産過剰が是正されていない。景気も今までのような右肩上がりとはいかず、慎重な判断が必要だ」と話した。

 ホンダの15年の中国販売は初めて100万台を上回った。16年についても「そのくらいをやるのは当たり前だ」と述べ、2年連続の大台越えに意欲をみせた。(榊原謙)