[PR]

 韓国珍島(チンド)沖で2014年4月に起きた旅客船セウォル号沈没事故で、修学旅行中に事故に巻き込まれた高校で12日、卒業式があった。事故では当時高校2年だった生徒250人、教員11人が死亡、行方不明になった。この日は救助された生徒ら86人が犠牲になった友人を思いつつ、巣立っていった。

 卒業式があったのはソウル近郊の京畿道安山(キョンギドアンサン)市の檀園(タンウォン)高。救助された生徒らは事故から2カ月あまりたった14年6月に登校を再開した。クラスの中で生存者が一人だけといったケースもあり、事故のショックから心身の不調を訴える生徒も少なくなかった。

 学校関係者によると、式では救助された生徒が答辞を読み上げた。生徒は事故後の病院生活や、精神的につらかったことなどに触れ、「とても言い表せない人生の苦難と逆境を経験し、それを乗り越え、成長する方法を学んだ」と語ったという。

 事故で救助され、卒業を迎えた女子生徒は取材に対し、「卒業するのはうれしいけど、私たちだけ卒業することになって申し訳ない。友だちに会いたい」と話し、涙を流した。

 卒業式には一部の遺族らも出席…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら