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 指定暴力団山口組(神戸市)が分裂し、離脱した団体が神戸山口組を結成した問題で、金高雅仁・警察庁長官は13日、同市の兵庫県警本部を訪ね、井上剛志本部長や担当捜査員ら約150人に訓示した。「対立で消耗する今こそ一気に弱体化を図る時。双方の団体の壊滅を目指してほしい」と述べた。

 同県警は、神戸山口組を暴力団対策法にもとづく指定暴力団に指定する作業を進めている。金高長官は「可能な限り早期に指定する必要がある。情報収集に引き続き全力で取り組んでほしい」と呼びかけた。分裂後の昨年9月から昨年末までに、26都府県警が双方の直系団体など延べ118カ所を捜索し、直系団体の幹部延べ161人を検挙したことを明らかにした。

 報道陣の取材に対し、「小競り合い、トラブルが相次いでおり、予断を許さない。対立抗争の火種となる事件を速やかに検挙し、市民生活の安全を確保したい」と述べた。