ファスナーで知られるYKKグループが今月、東京都内にカフェを開いた。実はブラジルに広大な農場をもち、約30年にわたってコーヒー事業を続けている。

 両国国技館から徒歩15分。YKKグループのビルの横に12日、「カフェ・ボンフィーノ本店」(東京都墨田区亀沢3丁目)がオープンした。ブラジル直輸入のアラビカ種の高級豆を使ったひきたてコーヒーが売りで、「雑味のないクリーンな味わいと華やかな香り」が特長。店内の大型焙煎(ばいせん)機で焙煎した豆の販売も行う。

 店で出す豆が栽培されているのは、ブラジルの高原地帯にあるYKKグループの農場。面積は約100平方キロあり、「JR山手線の内側より広い」(YKK広報)という大農場だ。

 YKKは、1972年にファスナー事業でブラジルに進出。そこでの利益を投資し、地元に貢献しようと、85年にブラジルでコーヒー事業を始めた。

 この豆でいれたコーヒーは、東京・秋葉原の本社や富山県黒部市吉田のYKKセンターパークにあるカフェなどでも味わえる。

 カフェ・ボンフィーノ本店の営業時間は午前10時~午後5時半。土、日曜と祝日は休み。問い合わせは同店(03・5610・8183)。(青池学)