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 中国の税関総署は13日、2015年の輸出入の総額が前年から8・0%減って3・96兆ドル(約468兆円)となったと発表した。前年割れはリーマン・ショックの影響を受けた09年以来、6年ぶり。世界最大の貿易国の変調は、国際経済にとっても不安要因となっている。

 中国の貿易額が減るのは過去30年間でも、アジア通貨危機に見舞われた98年と、09年だけだ。中国政府は15年の貿易額目標を6%前後の増加と見込んでいた。世界的な貿易の低迷が、政府にとって大きな誤算となった。

 輸出は2・8%減の2・28兆ドル(約270兆円)。最大の貿易相手の欧州連合(EU)向けが4・0%減、日本向けも9・2%減とふるわなかった。こうした相手国の景気回復が遅れている影響を受けた。中国で人件費などのコストが高騰し、繊維など付加価値の低い産業の輸出競争力が弱まっている要因もある。

 ドル以外の通貨に対して人民元…

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