野球日本代表「侍ジャパン」の関連商品などを取り扱う日本野球機構(NPB)エンタープライズが、若者向けのタイアップ商品を発表した。アニメ「おそ松さん」と、タレント若槻千夏さんがプロデュースするキャラクター「クマタン」。人気キャラクターとのタッグで、若い世代のファン拡大を目指す。

 侍ジャパンが3月に実施する台湾との強化試合2試合(5日・ナゴヤ、6日・京セラ)で、おそ松さんのベースボールカードや、クマタンのミニトートバッグなどが付いたシートを販売中だ。いずれも三塁側内野席で、2試合計600席のおそ松さんシートは完売。計400席のクマタンシートも、残りわずかという。

 今回の企画の背景には、昨年11月の国際野球大会「プレミア12」の視聴率がある。ドミニカ戦とサッカー日本代表の試合が重なった日、全体の視聴率は野球が上回ったが、年代別だと「50代以上」で上回ったほかは、「10代以下」「20~35歳」「35~49歳」が全敗。特に「20~35歳」の視聴率は、サッカーに5・7%も上回られた。そこで、若い世代に野球への興味を持ってもらおうと企画した。

 NPBエンタープライズの広報部は「赤塚不二夫の生誕80周年を機に放送されたおそ松さんは、ツイッターなどで爆発的に拡散され、おそ松くんを知る世代を含めて親しまれる。クマタンは若い女子のハートをつかんでいる」と話す。今後も若いファンを開拓する企画を続けていくという。(福角元伸)