ドローン(無人航空機)を使って、過疎地域とされる「ふるさと」の観光資源を上空から探そう――。四日市大学などによる調査が、三重県いなべ市藤原町の鼎(かなえ)地区であった。さて、空から見たふるさとの姿は?

 鼎は約50戸、住民約120人、小学生は5人と市内で最も過疎化が進む地区の一つ。「調査と聞いた時はプライバシー侵害などを心配した」と自治会長の伊藤憲朗さん(62)は打ち明ける。でも、実際に空からの映像を見て感激した。「地上の景色がきれいで驚いた。ふるさとも捨てたもんじゃないなと」

 豊かな自然を生かす「グリーンツーリズム」で過疎地を元気にしようとする市などの調査の一環で、四日市大の研究者らが9日、実施した。担ったのは、同大環境情報学部の千葉賢教授(59)、同大自然環境教育研究会監事で歴史文化研究家の長谷川博久さん(66)とドローンに詳しい総合地球環境学研究所(京都)の渡辺一生さん(37)。