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 12日にあった米国のオバマ大統領の一般教書演説で、議場の一角で演説を見守ったミシェル夫人の隣に空席が一つ用意された。ホワイトハウスによると、銃の犠牲になった人たちの思いを伝えるために設けた「特別席」という。

 一般教書演説では、その年の演説のテーマに関する人たちなど約20人が招待され、大統領夫人のそばの席で演説を聞くのが通例になっている。オバマ氏は今年、元日の年頭所感で銃規制に取り組む方針を表明。5日には、ホワイトハウスに銃乱射事件の犠牲者の遺族らを招き、亡くなった子どもたちに涙を流しながら、大統領令を出して規制強化に乗り出すことを表明していた。

 米メディアによると、空席の招待席は、2003年にブッシュ元大統領が同時多発テロの犠牲者のために用意したことがある。(ワシントン=小林哲