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 朝8時半、初場所開催中の東京・両国の国技館。小菅紗世子さん(35)は、客の姿もまばらな館内で、序ノ口の若い力士に熱い視線を送る。

 「目当ての子が必死に番付を上げようとする姿に萌(も)えます」。今場所も15日間分の「通し券」を手に、神奈川県小田原市の自宅を6時には出る。望遠レンズで撮影した雄姿は、ネット上で仲間と共有する。

 観戦歴は20年目。相撲人気回復とともに館内は若い女性の姿が増えたが、にわかファンとは一線を画す。大勢が注目する幕内力士には興味はない。「自分の仕事は十両まで」。取組が終わると出口まで小走りする。部屋に戻る力士へ一言「おつかれさま」。

 横浜市の西條愛美さん(29)は「距離が近く話もできる」と地方巡業にも顔を出す。今年はスー女仲間と朝稽古の見学を計画中だ。10年ぶりの日本出身力士優勝への期待にわく。(写真・文 遠藤啓生)

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