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 交通違反の切符に自分が経営する診療所に通う男性患者の名を書いたとして、京都市上京区の精神科医、清水光明容疑者(42)が有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕された事件で、清水容疑者が警察官に示した患者名の住民基本台帳カードは、患者の年金手帳や預金通帳を使って京都市から取得したことが、市への取材でわかった。京都府警は手帳類も不正に手に入れたとみて捜査している。

 京都市によると、患者の住基カードは、2014年10月31日に上京区役所で申請された。11月4日の交付時は、患者の年金手帳と預金通帳で本人確認をしたという。また、申請者の自宅に郵送された「交付通知書兼照会書」も、窓口に提出されていた。市の担当者は「なりすましを厳重に防ぐため自宅に書類を送付している。今回のケースは見抜くのが難しい」と話す。

 府警によると、昨年1月と11月、清水容疑者は京都市内で速度違反などで違反切符を切られた際、住基カードなどを示し患者になりすました疑いがある。