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 創業約400年のふなずしの味が復活した。滋賀県高島市の「喜多品老舗(きたしなろうほ)」は3年半前、原料となる琵琶湖のニゴロブナの減少や資金難で一度は店を畳んだが、歴史ある味わいを惜しんだ大津市の和菓子メーカーが支援。千日かけた伝統製法で独特の風味に漬け上げ、昨年11月、再びのれんを上げた。

 喜多品は1619年創業。宮本輝の小説「にぎやかな天地」にも登場するふなずしの名店だ。「百匁(め)百貫千日」の家訓は1匹百匁(もんめ)(375グラム)の子持ちのニゴロブナを百貫(375キロ)の木桶(きおけ)に仕込み、千日かけて発酵させる伝統の製法を意味する。

 しかしニゴロブナが減って高騰し、売り上げが急落。経営難に陥り2012年春、17代目の北村真一さん(77)が廃業を決めた。

 老舗の閉店を嘆いたのが、全国…

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