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 岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「邑久光明(おくこうみょう)園」(入所者122人)に民間の特別養護老人ホーム「せとの夢」が完成し、15日に式典があった。全国に13カ所ある国立ハンセン病療養所に、入所者以外の人たちが利用できる初の特養ホームとなる。

 社会福祉法人「愛あい会」(岡山市)が運営する。鉄筋コンクリート3階建てで、定員は入所者50人、短期入所者10人。2月1日に開所する。

 愛あい会が、邑久光明園の入所者の減少で空いた土地約4千平方メートルを国から借りて建設した。高齢化率が29%と高い瀬戸内市と、地域住民との交流を通してハンセン病に対する偏見や差別の解消につなげたい園の入所者自治会が、5年前から誘致を目指していた。

 この日、自治会の屋猛司(おくたけし)会長は「待ちに待った完成。地域住民との交流が楽しみ」と話した。(阿部治樹)