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 東京都豊島区のJR池袋駅前で2014年、乗用車が暴走し、1人が死亡、6人がけがをした事故で、危険ドラッグを吸って車を運転したとして自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた名倉佳司被告(38)の判決が15日、東京地裁であった。安東章裁判長は「運転中に多幸感を得る目的で安易に危険ドラッグを使用し、非難の程度は高い」として、懲役8年(求刑懲役10年)を言い渡した。

 判決によると、被告は14年6月24日午後8時前、危険ドラッグを吸い、正常な運転に支障が出るおそれがある状態で車を運転。豊島区の歩道などで7人をはねるなどし、死傷させた。

 弁護側は公判で「被告は危険ドラッグで運転に支障が生じるおそれがある状態だとは認識していなかった」として同罪は成立しないと主張した。判決は「被告は以前から多数回危険ドラッグを使用し、嘔吐(おうと)などを経験していると推認される。友人から危険ドラッグの危険性も聞いていた」と述べて、退けた。(塩入彩)