上方落語四天王の最後の一人だった三代目桂春団治さんの死去を受け、上方落語協会会長の桂文枝さん(72)が15日、上方落語協会会館(大阪市北区)で会見し、感謝の気持ちと今後への決意を語った。

 壁に掲げられた春団治さんの笑顔の写真パネルに頭を下げて席についた文枝さん。訃報(ふほう)を知らされた11日は昼夜公演の落語会のため東京にいた。「本当にびっくりして泣けて。気持ちの切り替えが大変でした」。戦後衰退した上方落語界を復興に導いた四天王が全員他界したことを「大きな試練」と受け止めつつ、「『我々ががんばったから、次は君らががんばれ』という思いを託して頂いたんだと思います。師匠が命をかけて思いを込めて上方落語を残したように、次なる人の育成を命をかけてやっていきたい」と語った。

 26日に「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)で開かれる「お別れの会」の実行委員長を務める。春団治さんの出囃子(でばやし)「野崎」を奏でて送ることなどを考えている。「『三代目』は最後の最後まで我々を見守ってくださいました。本当にありがとうございました。心よりの感謝の気持ちでお送りしたい」と話した。(篠塚健一)