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 「運転手の健康把握が不適切」として、バスを運行していた「イーエスピー」(東京都羽村市)が道路運送法にもとづく処分を今月13日付で国土交通省から受けていたことが同省への取材でわかった。業務への適性や知識を確認する「適性診断」も受けさせていなかったという。処分は15日から2月3日までの20日間、バス1台を使用できなくするとの内容。同省が昨年2月に一般監査した際に発覚し、調査していた。

 事故を受け国交省は、15日昼から同社に特別監査に入った。運行管理やバスの整備状況などを詳しく調べる。同省は、2014年4月、同社に対し、貸し切りバスのための「一般貸切旅客自動車運送事業」の許可を交付。同社の説明では、大型や中型などバス計17台を保有している。

 石井啓一国交相は記者会見で、自動車局に速やかな監査を指示したと明らかにし、「大きな事故が起きたことは大変遺憾」と述べた。同省は石井氏を本部長とする事故対策本部を設置し、対応に当たっている。