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 堺市消防局は15日、堺消防署などで使われていた救急車1台が1カ月間車検が切れたまま計116回の救急出動を繰り返し、100人の患者を搬送していたと発表した。車検に出すところを誤って12カ月点検に出していた。ETC(自動料金収受システム)の契約更新時に発覚した。道路運送車両法などに抵触しており、市消防局は大阪府警堺署に届け出た。

 市消防局によると、昨年2月、車検予定車を各消防署に通知する際、誤って12カ月点検と記載。救急車の車検有効期間は昨年12月13日までだったが、堺消防署は気づかないまま、昨年12月18日に12カ月点検としてディーラーに出した。ディーラーも取材に「気づかなかった」と話している。

 車検切れの状態での救急出動は116回で、走行距離は計960キロ。ほかにも出初め式や消防署間の移動などが6回あった。今年1月1~13日は自賠責保険も切れていた。

 市消防局は「チェック態勢を強化し、関係者の厳正な処分を検討する」としている。