【動画】流氷はゆっくり南下しているという=恵原弘太郎撮影
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 オホーツク海沿岸に近づく流氷が北海道網走市や紋別市で見えるようになりそうだ。最近は地球温暖化の影響で減少傾向が続き、昨年は統計開始以来で最も少なかった。「少しでも長くとどまってほしい」。地元の観光業者は流氷シーズンの行方に気をもんでいる。

 網走市の流氷観光の案内役を務める「流氷パタラ」の第42代目が15日に決まり、同市役所でお披露目された。「パタラ」は北方の少数民族ウィルタの言葉で「娘さん」。制服も特有のデザインが施されている。

 埼玉県深谷市出身で網走住まいは1年に満たない箱田真樹さん(19)は「よそ者の目でとらえた網走の魅力を伝えたい」と意気込む。20日に今季の運航を始める流氷観光砕氷船「おーろら」の乗客を出迎え、2月11日から始まる第51回あばしりオホーツク流氷まつりなどを盛り上げる。

 この日、斜里町ウトロのホテルではオホーツク流氷祈願祭が開かれた。大江友広・オホーツク観光連盟会長は「暖冬といわれる今年も寒さが押し寄せ、祈願祭にふさわしい気候になった。流氷をキーワードに環境を守る『流氷トラスト運動』で地球温暖化にも歯止めをかけたい」と話した。

 網走は昨年、1946年の観測開始以来、最も早い3月8日に「流氷終日」となった。観光関係者は「尻すぼみだった。今年は少しでも長く流氷にとどまってほしい」と期待を寄せた。

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