甲高い名調子も見納めに――。テレビ通販「ジャパネットたかた」創業者の高田明氏(67)が15日、最後のレギュラー番組出演に臨んだ。同社の社長は昨年長男の旭人氏に引き継ぎ、「番組の顔」からも退く。

 同日は創業の地、長崎県佐世保市の本社で通販専門チャンネルなどの生放送に出演。「本日でスタジオ出演をやめます。長いことお世話になりました」とあいさつし、「きょうも力を入れて頑張っていきますよ」といつもの名調子で家電などを紹介した。出演は16日午前0時まで。

 記者会見で高田氏は「やり残しはありません」と晴れやかな表情。「商品の良さが伝わらないと買ってもらえない。『伝える』とは何だろうと考え続けた人生だった」と振り返った。

 1986年にカメラ店を創業し、90年代からテレビ通販を始めて、売上高1千億円超の業界大手に育てた。今後は講演活動などを行うが、「会社から依頼があれば出てもいい」とスポット出演の可能性はあるという。(村上晃一)