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 2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設で、白紙撤回後の新計画にデザイン案が採用された建築家の隈(くま)研吾氏が15日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、旧計画をデザインした建築家のザハ・ハディド氏が自らの案と似ていると主張していることについて、「全く違う」と反論した。

 隈氏は「ハディド氏は観客席の両端を大きく立ち上げているが、我々の案は高さを抑えるために水平にしている。実現しようとしているコンセプトが違うので、全く違うデザインだと分かってもらえると思う」と述べた。観客席の角度や座席の並べ方、3段構造という点は、ハディド氏の案と似ていることを認めたが、合理性などを考えると「自動的に似てくる宿命にある」と説明した。

 また、2019年11月としている完成時期については、「2カ月早めて、ラグビーワールドカップ(W杯)のせめて決勝に間に合わないかと、非公式に関係者から話があった」と明かした。そのうえで、「今のぎりぎりの工程で2カ月(早めること)は大きいので、専門家が責任ある答えを出せるように検証していると思います」と述べた。