昭和30年代に「てんとう虫」の愛称で親しまれた庶民の足「スバル360」が、日産の名スポーツカー「フェアレディZ」と合体。電気自動車(EV)として再生して「でんどう虫」に――。埼玉自動車大学校(埼玉県伊奈町)が、17日まで開かれた「東京オートサロン」にユニークな改造車を出展した。

 車体前部をくりぬいた、奥二重のような「ヘッドライトが似ている」ことから、2台のいいとこ取りで作り替えることに。車体を切断して「Z」の特徴である長いフロントノーズに変えたり、車高を低くしたりするなど、学生18人が4カ月間かけてリメイクに取り組んだ。

 車体後部にあったスバルのエンジンは丸ごと取り出して電気モーターを埋め込んだ。エコで静かな今どきの電気自動車(EV)として生まれ変わり、「電動」と「てんとう虫」をかけた愛称をつけた。旧車定番のアルミホイールを履き、実際に走行が可能だ。

 キャラや車格がまったく違う名車の結合。バランスの取れたボディーラインづくりに試行錯誤しながら、パテ盛りで形作った。3年の大久保和夫さん(20)は「見ても乗っても楽しめるスポーツカーEVになりました」と話した。