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 中国経済の減速と原油価格下落を背景にした金融市場の動揺が収まらない。週末15日の米国株式市場で、ダウ工業株平均は前日比390ドル安と急落し、約5カ月ぶりの安値。米原油先物の相場は、終値ベースで1バレル=30ドルの大台を約12年1カ月ぶりに下回った。

 ダウ平均の15日の終値は、前日比390・97ドル(2・39%)安い1万5988・08ドル。昨年8月下旬以来、約5カ月ぶりに終値で1万6000ドルを割り込んだ。年初からの下げ幅は計1400ドルを超えた。日欧の株安を受けて全面安の展開で始まり、一時は前日終値比530ドル超値下がりした。米年末商戦期にあたる昨年12月の米小売り売上高が低調で、米景気そのものにも警戒感が広がった。

 15日は原油価格も大幅に下落した。国際的な指標の米国産WTI原油の先物価格の終値は、前日比1・78ドル(5・71%)安い1バレル=29・42ドル。一時、約12年2カ月ぶりの安値まで下がった。中国経済の減速による原油の需要減が意識されたほか、産油国のイランに対する経済制裁が解除されれば、イラン産の石油輸出が増えて原油の供給がもっとだぶつくとの観測が売りを誘った。原油価格の下落は、ダウ平均を構成する米石油大手エクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー関連企業の業績悪化につながり、株式相場の重荷となっている。

 さらに、投資家は運用のリスク…

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