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 今後4年間の台湾のトップを決める総統選の投票が16日午前、始まった。女性初の総統へ向け、当選が有力視されている最大野党・民進党の蔡英文(ツァイインウェン)主席(59)は台北郊外・新北の投票所で投票を済ませ、「ドキドキしているが、全力を出し切ったので結果に自信がある」と報道陣に語った。

 投票は午後4時(日本時間同5時)に締め切られて即日開票され、夜には結果が判明する見通し。蔡氏が当選すれば、8年ぶりの政権交代となる。

 総統選では、国民党の馬英九(マーインチウ)政権が進めてきた中台融和路線に対して警戒する声や、対中関係改善の恩恵が一部の富裕層に偏り、恩恵を受けられないという庶民の不満が強まり、国民党の朱立倫(チューリールン)主席(54)は厳しい戦いを強いられた。

 同時に立法院(国会、定数113議席)選の投票も行われており、民進党が政権安定に必要な過半数(57議席)を獲得できるかが焦点となっている。(新北=益満雄一郎)