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(16日、大相撲初場所7日目)

 注目の一番というのは、えてしてあっけない。結びの日馬富士―嘉風がそうだった。この取組は、製菓会社が毎日、お客さんに募っている人気投票で1位だった。ファンは知っていた。日馬富士にとって、嘉風はこれまで3勝6敗で分が悪い相手なのだ。なのに、実際に取ってみると4秒余り。番付通りに終わった。

 横綱との相撲ではいつも高揚感を隠せない嘉風が、うなだれるばかりだった。

 「中に入るチャンス? ちょっとなかったですね。当たったあと止まったので、もう……」。持ち前の躍動感がしぼんだ。左腕をあてがわれて、ままならない状態。左から張られたあと、すぽっと両差しにされて、もういけない。

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