大学入試センター試験は16日、初日の日程を終えた。志願者数は昨年より4636人多い56万3768人。「地理歴史」と「公民」では、誘導ミスなどにより、3試験場の試験開始時間が最大で85分繰り下げられた。

 日大商学部(東京都世田谷区)では、2科目受験で登録した生徒が1科目に変更できると勘違いし、開始から25分遅れで到着。高校での説明が間違っていたためで、別室で85分遅れで受けた。大学入試センターによると、2科目受験で登録すると昨年11月初めまでに訂正届を出していなければ1科目に変更できない。

 東洋大川越校舎(埼玉県川越市)でも、2科目受験で登録した受験生が1科目への変更を申し出た際、誘導員は変更が可能と思い込んで控室に案内。このため試験開始に間に合わなくなり、75分遅れで受けた。

 岐阜県立看護大では、使わないはずの階段状の座席に誤って2人分の受験番号票を貼っていたことに試験開始直前に気づき、その教室で受ける84人の試験開始が3分遅れた。

 英語のリスニングでは、名古屋商科大(愛知県日進市)の1教室で照明が消え、120人が途中からやり直す「再開テスト」を受けた。他の試験場でも再生機器の不具合を訴える声などが相次ぎ、再開テストを受けたのは計120試験場の253人に上った。

 神戸大(神戸市)では、外国語(筆記)の試験中に4教室の照明が10秒間ほど消えるトラブルがあった。3教室ではその分の時間を延長して対応したが、1教室では監督者からの報告が遅れて延長できなかったため、この教室で受験した43人を対象に希望を募り、23日に再試験をする。

 17日には理科と数学の試験が予定されている。(片山健志)