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 6434人の命を奪った阪神・淡路大震災の発生から17日で21年になる。発生時刻の午前5時46分、被災地は祈りに包まれる。

 兵庫県宝塚市の武庫川の中州で16日夜、石を積んで描かれた縦20メートル、横10メートルの「生(せい)」の字が、懐中電灯の明かりに照らされ、暗闇に浮かびあがった。震災で傷ついた街と心の再生を願い、川の増水で石が流されるたび、市民が積み直してきた。親子3代で見学に訪れ、黙禱(もくとう)をした粂井(くめい)利映美(りえみ)さん(47)は「生かされていることのありがたさを次世代に伝えたい」。(鈴木裕)