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 15日未明のスキーツアーのバス事故は、命とともに夢も奪った。社会での活躍をめざして努力する姿を見てきた親や友人たちは、理不尽な死にあるべき生を重ね、悲しみに暮れた。

 「世界中の人が幸せに暮らせるような住まいの環境づくりをしたい」。早稲田大国際教養学部4年の小室結(ゆい)さん(21)は母久美子さん(52)にそう語っていた。海外の都市開発にたずさわることをめざし、内定していた大手不動産会社で4月から新生活をスタートするはずだった。

 父親が商社勤務で、小学4年まで香港や台湾で過ごした。中国語は話せたが「帰国子女なのに英語を話せないのはいや」と言い、中学と高校では英語を一生懸命に勉強したという。ロンドン大にも1年間、留学した。「何にでも前向きで、いつも全力でやる子でした。母親として誇りに思います」。久美子さんは涙ぐんだ。

 東京・原宿のバス乗り場まで行…

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