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 西アフリカ・ブルキナファソの首都ワガドゥグで15日夜(日本時間16日早朝)、外国人らが宿泊する高級ホテルがイスラム過激派の武装勢力に襲撃された。武装勢力は宿泊客を人質にとってホテルに立てこもり、駆けつけた治安部隊と銃撃戦になった。治安部隊は16日早朝、ホテル内に突入し、宿泊客らを解放した。作戦によって過激派4人が死亡した。

 AFP通信などによると、宿泊客ら20人以上が死亡。30人以上が負傷した。犠牲者の国籍は十数カ国にわたるとみられる。日本の外務省によると、邦人が巻き込まれたとの情報はない。国際テロ組織アルカイダ系の武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」が犯行声明を出した。

 現場は高級ホテル「スプレンディッド」(147室)。15日午後7時半ごろ、ホテル周辺で2台の車が爆発し、覆面をした数人の男がホテルや近隣のカフェを襲った。現地からの映像では、ホテル周辺で車が激しく燃えている様子が映し出されている。

 また、ロイター通信は16日、ブルキナファソ北部でオーストリア国籍の男性医師と妻が誘拐されたと伝えた。ホテル襲撃との関連は不明だという。

 ブルキナファソでは2014年10月、27年間実権を握ったコンパオレ前大統領が市民の反政府デモを受けて退陣。昨年11月の大統領選挙で元首相が当選したばかり。

 西アフリカでは昨年11月にも、ブルキナファソの隣国マリの首都バマコで高級ホテル「ラディソンブル」が武装集団に襲撃され、宿泊客ら約20人が死亡。アルカイダ系の武装勢力が犯行声明を出した。(モンロビア=三浦英之

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