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 長野県軽井沢町でスキーツアーの大型バスが道路脇に転落し14人が死亡した事故で、県警は、車体の損傷具合などから、バスが事故当時、速度超過をしていたとの見方を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 バスは、転落後に立ち木に激突し、天井部分が食い込んで大きく押しつぶされ、車体が「く」の字に変形し、前部も激しく壊れていた。転落した場所のガードレールもなぎ倒され、路上には、十数メートルにわたって右側のタイヤ痕だけが残っていた。不安定になった車体が傾いたとみられる。

 現場は下り坂の緩い左カーブで、制限速度は50キロ。捜査関係者によると、制限速度以下ならば車体がこれほど激しく壊れる可能性は低いという。

 ただ、バスの損傷が激しいため、運行記録計を取り出せていない。県警は18日以降に車体を検証し、当時の運行状態を詳しく調べる。

 一方、県警が、けがをした乗客に聞き取りをした結果、天井が押しつぶされた付近の座席の乗客に死者が多かったことが新たにわかった。事故後に救助に駆けつけた救急隊も、車内を行き来できないほど押しつぶされていたと話しており、県警は、転落後に立ち木に激突したことが被害の拡大につながったとみて調べている。