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 長野県軽井沢町でスキーツアーの大型バスが転落して乗客・乗員14人が死亡した事故をめぐり、バスを運行した「イーエスピー」(東京都羽村市)でずさんな安全管理が常態化していた問題を受け、国土交通省は、バス業界全体の信頼がゆらぎかねないとして、問題がある事業者の監視強化に向けて検討を始めた。

 事故を受け、同省が15~17日に行った特別監査では、同社が保有しているバス7台のうち少なくとも4台について、過去1年間の定期点検整備の記録が一部確認できず、行われていなかった可能性が浮上。昨年1月以降、事故を起こしたバスに乗務した2人を含む全ての運転手について、バスの特性や事業用自動車運転手の心構えなどを指導する講習も行われた形跡が確認できなかった。

 同社は、今回のスキーツアーを、関東運輸局が定めた基準額を大幅に下回る安値で引き受けていたが、同様に安値で引き受けた旅行が昨年12月以降、さらに2件あったことも発覚。今回のスキーツアーを主催した「キースツアー」(東京都渋谷区)以外の2社から請け負っていた。基準額は、過剰な価格競争で安全コストが削られることがないよう国が定めているもので、同省はこうした安値での運行が安全体制にどう影響したか詳しく調べる。

 このほかにも、搭載が義務づけ…

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