【動画】スマホを使ってオリの出入り口を閉めることができる=斎藤健一郎撮影
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 今年の干支(えと)と言われても、もうこりごり。山から下りてきたサルなどの襲来が増え、防戦一方だった集落の住民らが攻めに転じた。ヒトの英知を結集した新装置の数々で、平穏は取り戻せるのか。

 どこを向いても山また山の三重県伊賀市、子延(ねのび)集落。約100戸の外れで先月上旬、スーツに革靴の約30人がオリを囲んだ。獣害に悩む佐賀や島根、徳島などの自治体職員、農林水産省の官僚らが捕獲用の新装置「まる三重(みえ)ホカクン」を見学に来たのだ。

 「柵はスマホで落とせます。ぜひ」。三重県農業研究所の山端直人さん(46)に勧められ、記者もスマホを持った。オリのライブ映像を画面で見ながら「捕獲する」ボタンを押す。ガチャン。柵が落ち、周りからオーッと声が上がった。

 子延がある阿波地区では古くか…

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