[PR]

 ヒマラヤ山脈のふもとにあり「幸せの国」として知られるブータン王国のノルブ・ワンチュク経済相が18日、東京都内で朝日新聞のインタビューに応じた。ブータン経済の成長が期待されている再生可能エネルギーなどの分野で、日本企業の投資を呼び込みたいと話した。

 今年は、日本とブータンが国交を樹立して30年だ。ワンチュク氏は国際協力機構(JICA)の招きで、東京と大阪で電力業界の民間企業を訪問したり、意見交換をしたりするために来日した。

 九州ほどの国土に人口75万人というブータンは、国民総幸福(GNH)という考え方を国是とし、経済成長よりも国民の幸福度を重視してきた。医療と教育はすべて無料だ。ワンチュク氏は「こうした社会福祉を持続的に提供し、国民全員が幸せであるためには、やはり経済が成長しないといけない」。

 エネルギー分野の伸びしろが大きく、特に水力発電が経済を大きく成長させていると言う。また、観光産業や国民の6割以上が従事している農業分野でも、投資の可能性を秘めていると強調し、「日本の優れた技術や蓄積された専門性、ものづくりに対する姿勢など学ぶものは多い。ブータン人も日本が大好き。一緒になってユニークな製品を作り出して輸出したい」と話した。

こんなニュースも