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 大手ストーブメーカーのコロナのストーブの給油タンクがリコール(無償点検・修理)の対象になった後も死亡火災を起こしていた。消費者庁が19日、発表した。改修率は1%台にとどまり、同社にリコール対策の強化を命じた。

 消費者庁によると、問題の製品はコロナが1987~2000年に製造したストーブ、ファンヒーターの給油タンク636万個。ワンタッチ式の給油口が、きちんとはまっていなくても正常に設置されたと誤認しやすいことから、08年9月にリコール対象になった。

 火災は昨年12月29日、大阪府内の集合住宅で発生した。1室が焼け、80代の男性が死亡した。ストーブ周囲にふたが開いた給油タンクが落ちていて、不完全なロック部分からこぼれた灯油が燃焼部分にかかり、燃え広がった恐れが高いという。

 コロナは「消防と合同で原因の調査をしている。告知だけでなく量販店などでも改めてリコールの呼びかけを行いたい」としている。問い合わせはコロナお客様窓口(0120・623・238)へ。(重政紀元)