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 病気や事故の後遺症で身体が不自由な人が歩行能力を高めることができる「装着型ロボット」を、病院などで使うケースが広がっている。リハビリ時に「歩く感覚を取り戻しやすい」として、利用者の期待も高い。医療機器として初めて認められた「HAL(ハル)」は、4月から難病の治療目的だと公的医療保険の対象となる。

■「歩ける」患者の自信に

 神戸市の兵庫県立リハビリテーション中央病院。下半身が一部まひしている相根(さがね)悠一郎さん(24)は、重さ12キロのHALを足腰に着けて、踏み出した。「歩けることがうれしい」

 2014年8月、海水浴で飛び込みに失敗して首の骨が折れ、車いす生活に。補助具を使って立てるようになってから週2回、HALを使ってリハビリを続けた。1周90メートルのコースは最初は2分かかったが、昨年暮れには1分もかからず歩けるように。「自由に歩いていた時の感覚を思い出し、自信につながっている」という。

 人が筋肉を動かそうとする際、脳から神経を通じて、筋肉に微弱な電気信号が流れる。これをももやひざの皮膚に貼り付けたセンサーで検出。筋肉が動くと同時に、内蔵コンピューターで関節部のモーターを制御して歩行を助ける。人の動作を予測して動く技術も使われている。

 11年に日本で初めて「ロボットリハビリテーションセンター」を設けた同病院は、脊髄(せきずい)損傷の患者らを対象にHALの臨床研究中。臨床研究のため患者の費用負担はない。十数人に試し、いずれも改善がみられたという。陳隆明センター長は「正確に繰り返し訓練できるのが強み。効果を確認したい」と話す。

 同様のタイプのHALは、東京都内の病院を含め、全国で約500台が使われているという。

 佐賀大学医学部付属病院が、H…

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