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 北九州市の自民党市議、木村年伸議員(56)=3期、小倉北区選出=が、病気を理由に約2年4カ月間、議会をすべて欠席しているにもかかわらず、その間の議員報酬と期末手当計約3250万円が支払われていたことが分かった。市議会からは、長期欠席した場合に報酬を減額する条例改正を検討すべきだとの意見が出ている。

 木村市議は2013年1月の市議選で3期目の当選を果たしたが、市議会事務局によると、同年9月10日に開会した市議会の初日に出席したのを最後に欠席が続いている。その間に本会議58回、常任委員会49回、予算・決算特別委員会35回があり、一時所属していた議会運営委員会も8回あったが、市議会事務局には、病気療養中で欠席する旨の届け出が議会招集のたびに提出されているという。

 その間、木村市議には、月額80万9600~88万円の報酬28カ月分計2337万2800円と、161万5152~203万7750円の期末手当5回分計913万6644円が支給され、総額は3250万9444円に上る。

 市議会事務局によると、全国20の政令指定市では、札幌市が「1年を超えて定例会の全ての会議を欠席した場合は翌月から30%減額する」と定めているが、北九州市を含む他の指定市は、議員が長期欠席した場合の減額措置は設けていない。こうした定めがないまま報酬を返上しようとすると、公職選挙法で禁止する寄付行為に抵触するとみられるという。

 糖尿病などで療養中という木村市議は朝日新聞の取材に、「陳情への対応などはしている。できるなら報酬は一部を受け取り、一部を返したい。議会は2月からの出席をめざしている」。木村市議が所属する自民党市議団の片山尹(おさむ)団長は「長期欠席した際に減額や返上ができるよう条例改正を考えていかなければいけない」と話した。