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 サッカー男子の23歳以下(U23)アジア選手権で19日、1次リーグB組の日本は、サウジアラビアを下して3連勝。同組を1位で突破した。準々決勝は22日、A組2位のイランと対戦する。

 大会はリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ね、上位3カ国が五輪出場権を獲得する。第9日の20日はD組の2試合があり、ヨルダンとオーストラリア、アラブ首長国連邦とベトナムが対戦。

■サウジ戦、控え組が躍動

 サウジアラビア戦は、チャンスを与えられた控え組が結果を残した。主力選手も、満足なプレーができなければうかうかしていられない。日本に、良い競争が生まれている。

 後半8分、GK杉本が素早くライナー性の球を蹴った。右サイドで受けた松原が、前の南野へつないだ。南野はドリブルで中へ切れ込み、中央へパス。走り込んだ井手口が、ペナルティーエリア外からゴール右下へ決めた。

 決勝点に絡んだ4人のうち、南野以外の3人は今大会初出場だった。追加点を仕留めた19歳の井手口は「結果を残せて良かった」と話した。守っては球際の争いで劣らず、何度も中盤でボールを奪い返した。

 杉本は安定したセーブもみせ、「攻撃の起点になる持ち味を出せた。どのポジションも、誰が1番手とかはない」と先発の座を狙う。一方で負傷明けながら右サイドバックで1番手と見られてきた松原は、相手に背後を取られてピンチを招くことも多かった。「全体的にはふがいなかった」と危機感を口にした。

 サウジアラビア戦の先発はタイ戦から10人を入れ替え、布陣も今大会初めて4―3―3で臨んだ。1次リーグで手倉森監督はGK牲川を除く22人を起用。7日間で3試合の連戦を、メンバーを替えて戦うことで疲労も分散できた。

 3試合で失点はPKによる1点のみ。計7得点は6人の選手で挙げた。杉本は「どんな布陣でも、誰が出ても、日本は強いんだと証明できた」と話した。(藤木健)

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 ▽B組最終順位 ①日本3勝、勝ち点9②北朝鮮2分1敗、2③サウジアラビア2分1敗、2④タイ2分1敗、2(日本、北朝鮮は準々決勝進出。2~4位は規定による)(時事)