天皇、皇后両陛下は26日午前、羽田発の政府専用機でフィリピンに向かった。国交正常化60周年にあたり親善行事に臨むほか、太平洋戦争の激戦地への慰霊の旅ともなる。

 フィリピンは日米両軍の戦場となり、日本側の犠牲者は約51万8千人。多くのフィリピン住民も巻き込まれて亡くなり、両陛下が現地での慰霊を望んできた。戦後50年の沖縄、長崎、広島に続き、60年のサイパン、70年はパラオ。国内外で戦争の犠牲者に心を寄せ続けてきた両陛下の慰霊の旅は、節目を過ぎてもなお続く。

 天皇陛下は出発に先立ち、皇太子さま、秋篠宮さま、安倍晋三首相らを前に「フィリピンでは、先の戦争において、フィリピン人、米国人、日本人の多くの命が失われました」と述べ、「私どもはこのことを常に心に置き、この度の訪問を果たしていきたいと思っています」と語った。

 また、29日に日本人戦没者を…

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