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 米国の第88回アカデミー賞の演技部門の候補者20人が、2年連続で全員白人だったことが波紋を呼んでいる。黒人の映画監督スパイク・リー氏らが抗議し、2月28日のアカデミー賞授賞式をボイコットすると表明。これを受け主催者は、選考メンバーの人種などを多様化すると発表した。

 昨年のアカデミー賞の名誉賞を受賞した社会派として知られるリー氏は、「我々(黒人)は、演技が出来ないとでも?」などと抗議。黒人女優ジェイダ・ピンケット・スミスさんもフェイスブックのビデオメッセージで抗議し、授賞式をボイコットすると訴えた。

 同賞選考メンバーは俳優や監督、音楽家など映画業界の人々だが、詳細は非公開。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、2012年時点での選考メンバーは6千人以上おり、そのうち白人が94%、男性77%、平均年齢62歳と伝えている。

 賞を主催する映画芸術科学アカデミーのシェリル・ブーン・アイザックス会長は18日に声明を出し、候補者全員が白人になったことについて「胸が張り裂けそうで、失望している」などと表明。選考メンバーは、性別や人種などで多様性があるよう見直すと表明した。(ロサンゼルス=平山亜理)

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