大学入試センターは、16、17日に実施したセンター試験の平均点の中間集計を20日発表した。同一教科内の平均点に大きな差があるときに行う得点調整については、「受験者の半数程度を採点した現段階で対象科目はないが、集計を進めないと分からない」としている。22日に最終判断するという。

 得点調整の対象は、「地理歴史」(A科目以外)、「公民」(「倫理、政治・経済」以外)、「理科②」の三つ。科目間の平均点の差が20点以上だと検討される。ただし、受験者が1万人未満なら対象にならない。今回、地学の平均点がほかの科目と20点以上の差があるが、中間集計での受験者が886人なので、対象外になる可能性が高い。

 中間集計段階では、5科目の平均点が過去最低となった。日本史Aは、これまで過去最低だった41・64点(2013年)を、倫理は53・39点(15年)を、地学は40・91点(同)を、韓国語は139・05点(同)を、それぞれ下回った。開始2年目の化学基礎も昨年の35・30点より低かった。

 ベネッセコーポレーション高校事業部調査研究課の馬渕直課長は「(過去最低が)5科目は例年より多い。新課程に完全に切り替わり、試験が新しい学力を問うようになったことが、得点の伸び悩みにつながったのではないか」と分析している。(石山英明、前田育穂)