椿貞良さん(つばき・さだよし=元テレビ朝日取締役報道局長)が12月10日死去、79歳。葬儀はすでに営まれた。

 1960年、日本教育テレビ(現テレビ朝日)に入社。北京支局長、報道局長などを歴任。取締役報道局長だった93年に日本民間放送連盟の会合で、総選挙報道について「反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか。指示ではないが、そういう考え方を話した」などと発言し、責任をとって辞任。国会に証人喚問され、テレビ報道の公平公正が問われるなど波紋を呼んだ。この「椿発言」問題が、放送倫理・番組向上機構(BPO)の前身である、放送と人権等権利に関する委員会機構(BRO)設立の遠因になった。