[PR]

 壱番屋(愛知県一宮市)から廃棄を委託された冷凍カツなどを横流しした産業廃棄物処理業ダイコー(同県稲沢市)が2008年、当時稼働していた三重県いなべ市の工場で無許可で産廃処理をしたとして県の行政指導を受け、撤退していたことがわかった。

 三重県によると、ダイコーは社名変更前の「ダイキン」だった04年ごろ、いなべ市藤原町で堆肥(たいひ)を作る「藤原工場」を開設。08年6月に近隣住民から悪臭の苦情通報を受けた県が調査し、県の許可を得ず材料となる食品廃棄物を持ち込んでいたことを確認した。

 同社は、材料は愛知県の別の工場で発酵させ中間処理を済ませたと説明した。だが三重県は、県内で産廃処理の許可を受けていない同社が、その段階で持ち込んで堆肥に加工することは廃棄物処理法違反(無許可営業)にあたると指摘。藤原工場の操業停止と撤去を求め、同社は08年秋までに撤退したという。

 ダイコーは愛知県からは、食品や医薬品の製造で出るかすや食材など「動植物性残さ」を扱う産廃の中間処理業者として1996年に許可を受けていた。