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 神戸地検は25日、政務活動費900万円余りの詐欺罪などで在宅起訴した元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)について、26日の初公判に強制的に出廷させる勾引(こういん)の手続きに入った。神戸地裁が出した勾引状に基づき身柄を拘束する方針。

 野々村被告は、昨年11月の予定だった初公判を「精神的に不安定になった」(弁護側)と急きょ欠席。佐茂(さも)剛(たけし)裁判長は初公判を延期し、改めて今月26日午前10時半に指定していた。

 野々村被告がいるとされる大阪市住之江区の父母宅には25日午前9時半すぎ、地検の係官らが到着。インターホン越しにやりとりした後、家の中へ入った。

 被告が正当な理由なく公判に出廷しないおそれがある場合、裁判所は強制的に出廷させる勾引の手続きをとれる。佐茂裁判長は、野々村被告が今回も出廷しない可能性があると判断したとみられる。

 野々村被告は2014年7月、政活費をめぐる疑惑を受けて開いた記者会見で号泣しながら釈明。辞職後、過去に受け取った政活費1834万円を全額返還したが、県議会や市民団体の告発を受けて兵庫県警が捜査。神戸地検が昨年8月に在宅のまま起訴した。