阪急阪神ホールディングス(HD)などは21日、グループ企業が発行する約20種のカードのポイントを共通化すると発表した。今までは百貨店、スーパー、ホテルなどがそれぞれ、各施設で使えるポイントを利用者に付与していた。新たに設ける「Sポイント」に統一し、使いやすくする。

 グループの流通企業のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとともに進める。約20種のカード自体は統合せず、ポイントを共通化する。店ごとに異なるカード会員向け特典などは、これまで通り続ける。

 Sポイントは、4月下旬からグループの百貨店やホテルで提供し始める。1ポイント分が1円になる。百貨店の買い物でためたポイントを、グループのホテルなどで使えるようになる。これまでは約20種のカード間の連携はほとんどなかった。

 阪急阪神グループは、関西で計約750万枚のカードを発行する。ポイントを共通化して便利にすることで、4年後には1千万枚に増やすことをめざす。グループの顧客の囲い込みをねらうとともに、グループ外の企業にも参加を呼びかけていく。阪急阪神HDの角和夫社長はこの日の会見で「関西の最強のカードができる」と述べた。(岩沢志気)

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