伊藤忠商事は21日、新たな社外取締役に村木厚子・前厚生労働事務次官(60)を充てる役員人事を発表した。6月の株主総会日付。村木氏が昨年10月の退官後に企業の役員に就くのは初めて。朝型勤務などの働き方改革を進める伊藤忠は「労働政策の豊富な経験とともに、女性の働くモデルとしても期待している」と説明する。また、任期6年の慣例を破って岡藤正広社長(66)の続投を決めた一方で、小林栄三会長(67)は「任期を全うした」として取締役を外れることになった。

 村木氏は2009年に郵便不正事件で逮捕されたが、翌年に無罪が確定し、復職。13年に事務次官に登用された。