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 関西電力は1日、高浜原発3号機(福井県高浜町、出力87万キロワット)で発電と送電を始めた。プルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使った「プルサーマル発電」で、東日本大震災後の新規制基準下で初めて。関電の原発が電気を送るのは2年5カ月ぶりとなる。

 1日午後2時、高浜3号機の中央制御室で、関電の運転員が発電機と送電線をつなぐ「並列」と呼ばれる作業をした。関電の送電網全体を管理する中央給電指令所では、高浜3号機の発電出力の表示がゼロから4万キロワットになった。出力を段階的に上げて機器の働きを確認し、4日には出力を100%にする予定だ。原子力規制委員会の最終的な検査をへて、今月下旬に営業運転に移る。

 関電の原発は、2012年の夏場の電力不足を避けるために運転した大飯3、4号機(福井県おおい町)が13年9月に定期検査で止まってから、すべて停止していた。関電は高浜4号機についても1月31日に原子炉に核燃料を入れる作業を始めており、2月下旬の再稼働をめざしている。