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 蚊が媒介する感染症「ジカ熱」が中南米地域で流行していることを受け、厚生労働省は21日、全国の検疫所を通じて渡航者らに注意を呼びかけ始めた。先天的に頭が小さい「小頭症」の新生児がブラジルで昨年10月以降3千人以上報告されており、ジカウイルスとの関連が指摘されている。妊娠中の女性は渡航を控えるようすすめている。渡航する場合は、長袖、長ズボンを着用するなど、蚊に刺されない対策をとることが重要という。

 ジカ熱は、発熱や頭痛、関節痛などの症状があるが、通常は症状は軽く、特別な治療は必要ないことが多いという。ワクチンはない。日本での感染報告はないが、2013年以降3人が海外で感染し、帰国後に発症している。

 米疾病対策センター(CDC)によると、流行地域(15日時点)はブラジル、コロンビア、グアテマラ、メキシコ、パラグアイ、プエルトリコなど。(福宮智代)