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 区民の11%にあたる約3万8千人の外国人が住む東京都新宿区が、区内の外国人と日本人を対象にした「多文化共生実態調査」の結果をまとめた。家探しに苦労する外国人が多く、外国人のごみの出し方を心配する日本人が多いといった現状が浮かび上がった。

 住民基本台帳から無作為抽出した外国人と日本人の計7千人に昨夏、アンケートを送付。約2200人から回答を得た。

 外国人に日本人からの偏見や差別を感じることがあるかを聞くと、「全くない」「あまりない」が合計で47・2%。「ときどきある」と「よくある」との回答も計42・3%に上った。

 偏見や差別を感じた理由で最も多かったのは「家を探すとき」(51・9%)。「仕事のとき」(33・2%)、「公的機関などの手続きのとき」(25・6%)と続いた。

 一方、日本人に、外国人が近所に住むことについて尋ねると、「好ましい」「どちらかと言えば好ましい」が計22・1%で、「好ましくない」「どちらかと言えば好ましくない」の計16・9%を上回った。

 ただ、近所に外国人が住むことで感じることは「ごみの出し方が悪くならないか心配」(47・6%)、「部屋から大きな声や物音がしないか心配」(35・4%)と心配ごとが多く、次いで「外国に関心を持つようになる」(28・1%)、「外国の文化に触れる機会が増える」(26・7%)だった。

 偏見・差別をなくすために必要なことは「互いの生活習慣の違いを認め合う」が50・7%と最多だった。(今村優莉)