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 自民党の松村祥史参院議員(熊本選挙区)が、2010年参院選の選挙運動に伴い、自身が代表の政党支部から計3500万円の寄付を受けたと県選挙管理委員会に届けながら、政党支部の収支報告書にその記載をしていないことが分かった。市民団体「政治資金オンブズマン」(大阪市)は政治資金規正法違反にあたるとして、21日に熊本地検に告発状を送った。

 県選管に提出された参院選の「選挙運動に関する収支報告書」によると、松村氏は自民党熊本県参議院選挙区第一支部から計3500万円の寄付を受けた。しかし、同年の同支部の収支報告書では、寄付としての支出は後援会に対する計70万円があるだけだった。

 収入総額は約4700万円、支出は人件費など約4千万円となっており、告発状は「支部には当時、3500万円を支払うだけの資金はなく、出所不明の資金だ」としている。

 松村氏の事務所は取材に、「当時の会計責任者はすでに辞めている。事実関係を調査し、対応したい」と話している。

 松村氏は2004年に初当選し、現在2期目。(河原一郎)