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 甘利明経済再生相は22日、「週刊文春」で金銭授受疑惑が報じられたことについて、来週中に調査結果を公表する考えを示した。甘利氏本人が金銭の授受に直接、関わったのかどうかが焦点。衆院では野党6党が説明責任が果たされていないなどとして反発、甘利氏の経済演説を退席する異例の事態となった。

 甘利氏は22日午前の閣議後会見で「私のことに関し、1週間以内には記憶の確認をしてお話しできると思う」と述べた。「法に反するような行為はしていない」とも強調し、閣僚辞任を改めて否定。「(安倍晋三首相から)しっかりと説明責任を果たして、乗り切って職務に専念してくれと言われた」と明かした。経済演説を行った衆参本会議では冒頭、「お騒がせしている件で大変申し訳なく思っている」と陳謝した。

 しかし、野党は反発。衆院本会議の開会が遅れたほか、民主、共産、維新、改革結集の会、社民、生活の各党が甘利氏の経済演説前に退席。参院では共産党が退席した。甘利氏は23日未明、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するためスイスに出発し、24日夕に帰国する。来週には衆参の代表質問など予算案の審議が控えており、甘利氏の進退問題がくすぶる中で国会運営への影響は避けられそうにない。(鯨岡仁